![](/images/s.gif)
![189-1.gif](../images/189-1.gif
)
(6)離脱マーク:競技会でなく、一般の記録飛行の場合には、離脱マークが必要である。この離脱マークは、曳航機から離れたときに、ただちに上昇せずに、滑空飛行を30秒〜1分程度行ったのちに、上昇飛行に移るようにする。30秒〜1分以内にサーマルにあったならば、そのサーマル中でエネルギーを速度のエネルギ一に変えるようにする。離脱後、30秒〜1分間経過したら、もとの速度にもどすと、自記高度計に4−16図のような離脱マークが記録される。この離脱マークがないと、記録は承認されない。高度獲得の記録飛行の場合は、なおこれが重要視される。
![189-2.gif](../images/189-2.gif
)
コースの決定
飛行コースの決定は、成績を大きく左右する。羅針盤の目盛(飛行コース)や地形の概要を頭に入れておく。たとえばコースが山岳地帯にかかる場合には、風向による上下風、上昇風の発生場所を考えて、コースを選ぶ。
気象条件がわるく、不時着が予想されるときは、降りられそうな空地に沿ったコースを選んで飛ぶ。
![189-3.gif](../images/189-3.gif
)
上昇風の獲得
(1)速度飛行の課目で、いったんスタートしたならば、半旋回でも1旋回でも、余分な旋回は禁物である。自分のコースの前方に、他機がある場合には、その上昇率に注意する。他機が旋回しているサーマルの上または下の中央を通過して、昇降計でその程度を監視する。いうまでもなく、そのサーマルの強さがわかる。また、そのサーマルを通過したのち、それよりも強いサーマルに会う予想のつかない場合には、そのサーマルにはいることにする。しかし、
前ページ 目次へ 次ページ
|
![](/images/s.gif)
|